③治療概論

「歩きなさい」〜歩くことで筋肉に刺激を入れて復活を早めるのです〜

2013/02/07 記事 (amebloから抜粋)

当院に来院される患者さんで、私から「歩きなさい」と言われない方はいらっしゃらないでしょう。ほぼ100%の方に「歩くことがすべての基本」だと言っています。スポーツをされていて、体がしっかりしている方にも「歩くことが基本だから、歩くことで体を整え、体の使い方を学びなさい」と言います。

【矢作塾】(「矢作スポーツトレーナー研究所」(旧矢作スポーツ原点研究室))では、スポーツ(体を動かすこと)の原点として、「立つこと」、「歩くこと」、そして「走ること」をあげています。「立つこと」を知らなければ、「歩くこと」は理解できない・・・「歩くこと」が理解できなければ、「走ること」ができない・・・のですが、スポーツではなく、一般の方の腰痛などを治療する場合、「とにかく歩くこと」から説明を始めています。その方が手っ取り早く、治る方向に向かいますので。

ほとんどの、腰痛やヘルニア、坐骨神経痛の悪化は、腰臀部の筋力不足が多いです。(神経痛からくる筋萎縮もある、どちらが先かは言い難い)

整形外科ドクターの意見は、「痛い時は安静にしなさい」が主だと思います。安全第一ですから、仕方ありません。当院の場合は、「痛かろうが、何だろうが、歩きなさい」と言います。歩いていて、痛みが増したらその場で(バス停のベンチなどで)10分ないし15分程度休憩を入れれば落ち着きますので、また歩きだして下さいと言います。最初は最低限で一日3kmほど歩いてもらいたい。もちろん無理することはありません。

ヘルニアなどからくる坐骨神経痛は安静にしていてもほとんど変化はありません。歩くことで筋肉に刺激を与えていくと2~3週間ほどで落ち着いてくるのが分かります。時間はかかるかもしれませんが、継続することでちゃんと改善されていきます

私の場合、2年前に両側の腰椎椎間板ヘルニアになり両足が痺れ、20mも歩けませんでしたが、杖をつきながらでも必死になって歩きました。一日3~5kmほどです。杖を使わなくなるまで3ヶ月かかりましたが、今では痛み、痺れは落ち着いています。あれから最低でも週に3日は6~8km歩くようにしています。

歩くこと」の目的は、第一にふくらはぎを動かすことです。だから、運動靴にして下さい。蹴ることが大切です。第二に骨や関節に重力をかけ、刺激することです。

その他、大切なことは2日間はお休みをいれてもいいのですが、3日目は歩いて下さい。3日間歩くことをおろそかにすると、足の筋肉は歩くことを忘れてしまいます。筋肉はだらけたり、なまけるのが早いですから。

ご年配の方ほどよく歩いて下さい。ただし、交通事故にはくれぐれもご注意を!

人生、長生きの秘訣は、「歩くこと」と「楽しむこと」です。ほどほどではなく、目一杯楽しんで下さい。

矢作治療院

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